タイ帯同中のフリーランス(ビザの問題)

タイ帯同中のフリーランス(ビザの問題)

Last Updated on 2023年9月4日 by sts

はじめに

妻に帯同する配偶者の立場としては、帰国後のキャリアが最大の懸念事項である。海外帯同の数年間、キャリアブランクが発生してしまうからである。つまりは3年間専業主夫を行ってからの転職活動と考えてもよいだろう。帰国後のキャリアについてでは、そのブランクをどう対処するかについて考えた。その中で最も有力なやり方として、日本の仕事をフリーランスの立場でタイで行うということを考えた。その際、一番の問題となってくるのがビザ(査証)である。

Bビザ(Bussiness Visa)

就労のためのビザとして一番に出てくるのがBビザ。しかしこのビザは、
・タイの会社からの招聘状(原本)
・タイの会社の登記簿謄本(コピー)が必要
が必要であるため、フリーランスにおいては対象外となる。(LTRビザ欄記載の在福岡タイ王国総領事館に確認済み)

LTRビザ(Long-term Resident Visa)

下記の在福岡タイ王国総領事館に問い合わせたところ、フリーランスに使えそうなビザがLTRビザ(Long-term Resident Visa)であった。

LTRビザは、下記のような特徴がある。
・滞在可能期間:10年
・マルチプル(入国回数制限なし)

参考)
タイ長期居住者ビザ(Long-term Resident Visa:LTRビザ)の受付開始 – 在福岡タイ王国総領事館

一方で、下記のような問題がある。
・ビザ発行手数料:5万バーツ
・資産状況条件:100万米ドル以上の資産 or 過去2年の所得が8万米ドル以上 or 、、、
などの条件があり、所得諸々の理由により、残念ながら不可能と思っている。

おわりに

海外帯同時にフリーランスで働くにはどうしたら良いかを調べ検討した。フリーランスで働くにはLTRビザが必要ということがわかった。しかしながらLTRビザを取得するには非常にハードルが高い。結論としては、主夫の本分を全うし家事育児を行い、残った時間をいかに過ごすか前向きに考えるといったさじ加減が良いと考えた。

フリーランスが厳しいとなると、先のブログで他の選択肢として挙げた「プロボノ、ボランティア」がキャリアブランクを埋める手段として有効ではないかと、今のところ考えている。