タイ人保険アドバイザーインタビュー「タイ・バンコクの医療保険」
- 2025.03.04
- 飲食店マーケティング
- まとめ記事

Last Updated on 2025年3月4日 by sts
はじめに
日本では、病気や怪我をしたときには3割の自己負担で保険診療が受けられます。これを「国民皆保険制度」と言います。タイにはこの制度がないため、医療費を高く感じている方も多いと思います。
日系大手企業の場合は、駐在員およびその家族のために会社が民間医療保険に入ることによって、日本に住んでいたときと同等あるいはさらに少ない自己負担で治療できるようにしている企業が多いと思いますが、中小企業やタイ企業、個人経営などの場合には自己負担額が高かったりそもそも医療保険が無かったりします。軽い風邪や怪我の時には何とかお金を捻出できるかもしれませんが、大きな病気や怪我の際には治療費が家計を逼迫してしまいます。こういった場合、個人で医療保険に加入し、リスクをヘッジする必要があるでしょう。「タイで保険に入りたいけど探し方がわからない」、そんな声を何度か耳にしました。
タイ人の友人がバンコクでアクサ生命をしているので、タイ・バンコクの医療保険事情について聞いてみました。
友人の紹介
クルンタイ・アクサ生命保険保険アドバイザー&コンサルタント
ティーラカーン ソムブーンポーン(POP)

ティーラカーン ソムブーンポーンさん(愛称:POPちゃん)は、アクサ生命に所属する30代のタイ人保険アドバイザー&コンサルタントです。SNSで知り合って半年ほどが経ちます。POPちゃんは5年間の日本留学の経験があり、なんと大阪大学に留学し、東京学芸大学大学院を出ています。びっくりするほど日本語が上手です!タイに帰国後、お母さんを手伝う形でクルンタイ・アクサ生命保険に就職しました。タイの情報へのアクセスが容易で、しかもそれを日本語で提供できることがPOPちゃんの強みです。
※次からは、タイ・バンコクの「医療保険」について説明していきます。POPちゃんは他の保険にも詳しいですが、今回は一旦医療保険に絞らせていただきます。
日本の医療保険とどう違う?
タイの医療保険は、日本の保険とよく似ているそうです。以下のような点がよく似ている点だそうです。
・掛け捨てが主流だが貯蓄型もある。
・掛け金に応じて松竹梅のプランがある。
・病気、怪我が保証される。
・入院、通院が保証される。
・保険料は性別と年齢による。
一方で、日本の救急車は無料ですが、タイでは概ね100%自己負担とのこと(稀にそうでないケースもあり)。大抵の場合は1回数千バーツ、長距離移動のケースなどでは1回1万バーツを超えることもあるそうです。タイの医療保険では、その救急車代が対象となるそうです。
タイの医療保険の内容
タイの医療保険について、具体的に見てみましょう。

上の表は、掛け捨て医療保険についてまとめたものです。その中で最も安いプラン(一番左側)について説明すると、年間21,234バーツ払い込んで、室料・食事代・サービス料は1日1500バーツを上限として支払われるそうです。また、ICU、治療費、医薬品、手術、救急車等にかかるお金は最大300万バーツまで実費保証されるそうです。なお、年間36,534バーツのプランからは通院保証も付いてきます。※表は女性35歳の保険料の一例。保険料は年齢、性別、その他によって決まります。
※ただし、2025年3月20日以降に開始する医療保険についてはCopayment(コーペイメント)という新制度が適用され、タイの全ての医療保険において、軽微な入院の多い人には30%~50%の自己負担が適用されるようになります。該当しそうな方はお早めのご加入をおすすめします。
基本的に持病による不担保対象以外のすべての病気が保証対象で、3年間使わなければ保険料の割引があるそうです。25,000バーツまでの所得控除も可能だそうです。
※詳細はお問い合わせください。
保険アドバイザーPOPちゃんの強み
宣伝になってしまいますが、インタビューをしてみて納得がいったので紹介させてください。
保険アドバイザーは、病気や怪我で入院・通院した際に保険契約者を支援することが重要だとPOPちゃんは言います。保険アドバイザーは、保険契約者と病院、自社(保険会社)の間に立って働くそうです。
タイ、特にバンコクに住む日本人は、通常は日本語の通じる病院に行くことが多いと思いますが、例えば緊急の際や地方に行った際などには、日本語が通じない病院に行く必要が出てくると思います。そんなとき皆さんは、どこの病院に行ったら良いかわかりますか?POPちゃんはタイの情報を多く持っているので、あるいはタイ語で様々な情報を調べることができるので、契約者に適切な病院についてその情報を伝えることができるそうです。保険会社とのやり取りについても、POPちゃんは日本語でお手伝いできます。心配なことがあっても、日本語で相談できます。
また、これまでの経験と実績から、病院、保険会社との連携に自信を持っているそうです。タイ人同士だからというのはもちろんあると思いますが、半年付き合ってPOPちゃんの人当たりの良さを感じている私としては、契約者、病院、保険会社と上手く連携しているイメージが湧いてきます。
より詳しく知りたい方
タイ人の保険アドバイザーPOPちゃんにインタビューし、タイ・バンコクの医療保険について説明してきました。日本の医療保険と概ね似ていること、救急車代も保証されることがわかっていただけたと思います。日本語の話せるタイ人保険アドバイザーPOPちゃんの強みについても紹介させていただきました。
より詳しく知りたい方はPOPちゃんに直接お問い合わせください。「バンコクグルメブログを読んだ」とお伝えいただけると話が早いです。

クルンタイ・アクサ生命保険 保険アドバイザー&コンサルタント ティーラカーン ソムブーンポーン(POP) 大阪大学留学、東京学芸大学大学院修了 タイ語、日本語対応可能(英語も多少可) アジア太平洋ファイナンシャルコース修了(AChFP、FChFP) 🏆 AXA Prime,Gold Level(highest),2024 🏆 MDRT,2024 🏆 ApFinSA Award2023-2024 |