野村證券で作る投資信託ポートフォリオ

野村證券で作る投資信託ポートフォリオ

Last Updated on 2023年9月9日 by sts

はじめに

海外赴任時のおすすめ証券会社では、海外赴任時は野村證券での資産運用をおすすめしました。本記事では、野村證券で投資信託を購入するに当たり、どのようなポートフォリオを組むべきか考えたので紹介します。(しっかりしたロジックに基づいた記事ではなくあっさりした記事です)

はじめてのNISAシリーズ(野村アセットマネジメント)

はじめてのNISAシリーズ(野村アセットマネジメント)

はじめてのNISAシリーズには、全世界株式(オール・カントリー)、米国株式(S&P500)、日本株式(TOPIX)、日本株式(日経225)、新興国株式、の5種のファンドがあります。※野村證券に確認したところ、本ファンドはつみたてNISA専用ファンドとのことでした。SBI証券では特定で買えるのに、こんなこともあるんですね。。本記事は野村でつみたてNISAを行う人向けの記事となります(2023/09/08)

基本的に米国株式が大好きな私としては米国株式(S&P500)が最適解として挙げられるのですが、最近は全世界株式(オール・カントリー)が良いと思っています。理由は、S&P500もオールカントリーも、組入のほとんどがアメリカのITビッグ5(Apple、Google、Amazon、Microsoft、Meta)が占めるのですが、オールカントリーはそれらの割合が若干低い代わりに全世界の有力な企業の株式が入っています。それらの企業の株式は今後上昇することが見込まれ、オールカントリーだと上昇した際にそれを取りこぼさずに恩恵を享受できます。また、ITビッグ5が落ち込んだときにはその損失をマイルドにすることができます。もちろんそのケース以外にも色々なケースが在るわけで、オールカントリーが万能ではないのですが、私はそれが良いと考えています。

また、日本株式は円安であり今後の成長があまり期待できないと私は考えているので、購入は控えようと考えています。「債券はどうするの?」と考えるだろうと思いますが、私は債券は買いません。理由は次の「金(ゴールド)」で説明します。

金(ゴールド)

投資信託商品別リターン比較(10年)

青:S&P500、紫:金(ゴールド)、黄:外国債券、緑:日本債券、です。好みが分かれるのでREITは説明から外します。

S&P500は大きな右肩上がりで、10年で約3.5倍となりました。時点が紫(金)です。10年で約1.5倍となっています。2023年に入ってからは、さらに伸びています。グラフを見て注意してほしいのは、金は他の商品との相関が低い点です。「相関が低い」というのは、金と他の商品とは異なった動きをするということです。つまり、S&P500が下がっているときにでも金は下がっていない可能性が高いので入用の際に現金化しやすい、ということになります。切り崩しタイミングは誰にでもあるので、相関が低いということは非常に重要です。金のファンドはあまりしっかりは調べていませんが、設定日来12年運用されている安心感のある「三菱UFJ 純金ファンド(愛称:ファインゴールド)」などが良いのではと考えています。

一方で、黄、緑の債券は、金同様あまり上下動していないように見えますが、実は株式と似たような動きをわずかながらしています。しかもリターンが非常に低く、金ではなく債券を買う意味が私にはあまりわかりません。

おわりに

以上から、私は「オールカントリー」と「金」を買うということを考えています。ただし投資のセオリーである「卵は一つのカゴに盛るな」に基づいて、他にも好みの商品を組み合わせることも重要と考えます。